
鎹鴉の伝令により、共同任務に向かう炭治郎と善逸。
道中2人は、兄を鬼にさらわれた弟妹と出会います。
兄を救うため、弟妹と共に屋敷に乗り込んだ炭治郎と善逸でしたが、鬼の異能により屋敷が変化し、離れ離れになってしまいました。
屋敷の主である鼓の鬼と対峙した炭治郎。
そこへ、猪の頭をかぶった謎の男が現れるのでした。
[caption id="attachment_10336" align="aligncenter" width="640"] (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable[/caption]鬼舞辻無惨の刺客を倒した炭[…]
『鬼滅の刃/第12話』ネタバレありのあらすじ
第12話 | 猪は牙を剥き 善逸は眠る |
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放送日 | 2019年6月22日 |
放送時間 | 24分 |
登場人物 | 竈門炭治郎 我妻善逸 嘴平伊之助 鎹鴉 てる子 正一 清 響凱 鬼舞辻無惨 |
漫画原作 | 3巻(ジャンプコミックス) |
公式サイト | アニメ『鬼滅の刃』公式 |
動画視聴 | 『鬼滅の刃』第12話を動画視聴 |
[caption id="attachment_10201" align="aligncenter" width="640"] (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable[/caption]2016年2月から約4年間[…]
謎の猪男襲来!敵か味方か?

「行くぜ!猪突猛進!」
猪の頭をかぶった謎の男は、鼓の鬼に飛び掛かりました。
鬼が鼓を叩くと部屋が回転し、猪男は体勢を崩します。
「異能の鬼に無闇に斬りかかるな!」
炭治郎は助言をしますが、猪男は聞く耳を持ちません。
「あはは!部屋がぐるぐる回ったぞ!」
猪男は、てる子を足蹴にして笑います。炭治郎は怒り、猪男を放り投げました。
「こんな小さい子を足蹴にするなんて、どういうつもりだ!」
猪男は高笑いし、炭治郎に斬りかかりました。日輪刀を持ちながら、襲い掛かってくる猪男に、炭治郎は戸惑います。
その時、鬼が鼓を叩きました。突如畳が、見えない爪で引っ掻かれたように大きく切り裂かれます。
鬼は鼓を打ち続け、気がつくと炭治郎達は違う部屋にいました。
猪男と鬼を見失った炭治郎は、てる子を守りながら、匂いを頼りに探索を始めます。
炭治郎の嗅覚が、嗅いだことのない血の匂いを捕らえました。
匂いを辿った炭治郎は、鼓を抱えた少年と出会います。
善逸が見せた本気

炭治郎とはぐれた善逸は、恐怖のあまり、顔面蒼白になりながら屋敷を彷徨っていました。
へっぴり腰の善逸に、少年は呆れ気味です。
そこへ、2人の声を聞きつけた雑魚鬼が現れました。
悲鳴をあげ、少年と共に逃げ出す善逸。恐怖のあまり腰をぬかしてしまいます。
「おお、俺のことは置いて行け、逃げるんだ~!」
善逸は情けない声を上げますが、少年はそんなことは出来ないと言い、その場に留まります。
善逸は少年を守ろうとしますが、鬼が間近に来たのを見ると、恐怖のあまり、深い眠りに落ちてしまいました。
鬼の長い舌が、善逸と少年の元へ伸びていきます。
しかし次の瞬間、鬼の舌は斬り落とされていました。
「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」
善逸はなんと寝たまま、技を繰り出していました。善逸の放った一撃は、見事に鬼の頸を斬り落とします。
目覚めた善逸は、事態が呑み込めず戸惑いました。
「うわああ!死んでる、急に死んでるよお!」
善逸は、正一が鬼を倒したのだと思い込み、涙を流して感謝の言葉を述べました。
猪突猛進の猪男

炭治郎らとはぐれた猪男が、屋敷の中を突き進んでいます。
どうやら猪男は、3日前に屋敷へ侵入してからずっと、外に出られていないようです。
「獣の呼吸 参ノ牙 喰い裂き!」
猪男は、雑魚鬼を蹴散らしながら進みます。
一方、鼓の鬼。
「稀血の人間を殺して食うのだ…。そうしたら小生はまた十二鬼月に戻れる…!」
ブツブツつぶやきながら、屋敷内を探索しています。
響凱(きょうがい)の記憶

鼓の鬼は、十二鬼月だった頃の記憶を回想します。
必死に人を喰う、鼓の鬼。
「響凱、もう食えないのか?その程度か?」
苦しそうな鼓の鬼…響凱に向かって、鬼舞辻無惨が問いました。
否定する響凱の目玉を、無惨は切り裂きます。
響凱は無惨に見限られ、十二鬼月の証明である、数字が刻まれた目玉をはく奪されていました。
響凱は十二鬼月に返り咲くため、必死に「稀血」の人間を探していたのです。
清にいちゃん発見
炭治郎は鼓を持って隠れていた、てる子の兄「清」を発見します。
清の勇気を称え、怪我はないか尋ねる炭治郎。
清は安心し、涙を流して今までのことを話し始めました。
清が屋敷に連れ込まれたとき、鬼たちは誰が清を食べるのか、激しく争い始めました。
乱闘の最中、清は、響凱が体から落とした鼓を拾います。
鼓には、叩くたびに屋敷の構造を変化させる力がありました。
清は、誰かが襖を開ける度に鼓を叩き、なんとか今まで喰われずに生き延びていたのです。
「カアア!稀血とは、珍しき血の持ち主である!」
突如、鎹鴉が解説を始めます。
清は、大変珍しい稀血の持ち主でした。
稀血の人間は、普通の人間の50人~100人分の栄養があるため、鬼がこぞって食おうとしたのです。
その時、部屋の外から響凱の足音が聞こえてきました。
炭治郎は鬼を倒すため、清とてる子を置いて部屋を飛び出しました。
鼓の鬼、響凱の異能

炭治郎は響凱と対峙します。
響凱が鼓を叩くたびに、部屋が回転し、強大な爪の攻撃が炭治郎を襲います。
炭治郎は、前回の戦いで足とろっ骨を骨折していました。激しい痛みが炭治郎を襲います。
「今の俺は、骨だけでなく心も折れている…がんばれ炭治郎、頑張れ!」
炭治郎は自分を鼓舞しながら、響凱に立ち向かいました。
『鬼滅の刃』アニメ第12話の感想(ネタバレあり)
いよいよ、てる子と正一の兄、清を見つけた炭治郎。やっぱり骨折の痛みは後を引いていたのですね。
「俺は長男だから我慢できたけど、次男だったら我慢できなかった」
炭治郎は、痛みについて謎の長男理論を炸裂させていました。
長男でも次男でも、骨折は痛いでしょう…
12話で一番意外だったのは、善逸の活躍です。
彼は、眠ることで本来の力を発揮することができるようでした。
眠りの小次郎ならぬ、眠りの善逸ですね。
最終選別試験も、もしかして寝ているうちに終わっていたのでしょうか?
また、猪男も気になるところです。
日輪刀を持っているため、鬼殺隊員で間違いないのですが、幼子を足蹴にするなど、やっていることは悪役そのものです。
しかも鬼を前にして、味方である炭治郎に勝負を挑む始末。
謎が多いキャラクターです…。
【裏設定】猪男の服は毛皮だらけ!?
謎の猪男。彼は日輪刀を手にする鬼殺隊でありながら、不思議な格好をしています。
頭にかぶっているのは、見ての通り猪の皮。
そして腰に巻いているのは鹿の毛、足首に巻いているのは熊の毛だそうです。
猪男本人が狩ったものなのでしょうか?
公式ファンブックの情報によると、猪男は生き物の造形の中で一番猪が好きなのだそうです。
その他に、狼や鹿も好きなのだとか。お気に入りの獣の毛皮を身に付けているんですね。
響凱の鼓の意味は?
12話にて、名前が判明した響凱。
体中に鼓が埋め込まれているのが印象的です。
彼は人間だった時、鼓を叩くのが趣味だったため、このような造形になっているようです。
鬼は生前好きだったものや、執着していたものに能力や姿が影響するようですね。
『鬼滅の刃/第12話』の要点まとめ
- 猪男暴走!なぜか炭治郎に襲い掛かる
- 善逸、恐怖によって眠り、本来の力を発揮!
- 男の子発見!響凱と対峙する炭治郎
連れ去られた少年を見つけ出し、いよいよ響凱と対峙することになった炭治郎。
折れた足で立ち向かうものの、回転する部屋の中で、うまく技を出すことができません。
自分を鼓舞する炭治郎。はたして響凱に打ち勝つことができるでしょうか?
善逸や、猪男の行方は?
13話の展開が楽しみです!
鬼滅の刃