フリーランスプログラマーになるには?始め方とエージェント活用方法を紹介します!

プログラマー

「フリーランスプログラマーになるにはどうしたらいいの?」
「未経験からでもやっていけるの?」

フリーランスで仕事をするのって一度は憧れますよね。会社に縛られるのではなく「自分の意思でやりたい仕事をしたい!」こんな姿はかっこよく見えます。

しかし、フリーランスのプログラマーは「そう簡単になれないでしょ?」「世の中そんなに甘くない!」と考えている方も多いのではないでしょうか。

「フリーランスプログラマーになることは難易度が高い」という訳ではありませんが、いかにして仕事を取ってこれるかが重要です。逆に言えば、仕事の取り方さえわかれば自身の技術力で収入を伸ばしていくことができます。

本記事では、
フリーランスプログラマーになるには?
フリーランスはどのように仕事を取ってくればいいのか
フリーランスのエージェント活用方法
について解説していきます。
目次

フリーランスプログラマーとは?会社に属さず開発作業を行なうこと

フリーランスプログラマーとは、会社に属さず自分で仕事を取ってきて開発作業を行う「働き方」を指します。組織に属さないため、上司の指示に従って仕事を行うことはありません。

そのかわり、クライアントと直接やり取り(契約)し、報酬を受け取ることになります。クライアントは「企業・個人」の両方があり、報酬額はあなたのスキルや契約内容次第です。

フリーランスの中には複数の会社と契約している人もいます。「月曜日と火曜日はA社で仕事」「それ以外の曜日はB社で仕事」という具合です。この場合、週2~3日の対応を許可している会社を選ぶ必要があります。

編集長
出社義務がない仕事も多数あり、この「職種」ならではの働き方と言えます。

フリーランスは会社員に比べて働き方が自由です。契約する会社は自分で選択できますし、報酬に不満が出てきたら途中で契約を打ち切ることも可能です。

ただし、安定性に関しては会社員よりも劣っています。契約はいつ打ち切られるかはわかりません。そもそも「契約できるかどうか」という問題もあります。

「自由に働けるが安定性は失う」。これがフリーランスとも言えるでしょう。

フリーランスプログラマーには常駐型と在宅型がある

フリーランスプログラマーには二種類のタイプが存在します。それは「常駐型」「在宅型」です。

常駐型と在宅型
  • 常駐型:契約した会社に実際に出向いて仕事を行うタイプ
  • 在宅型:自宅作業。会社との連絡はメールやスカイプ

「フリーランス=自宅やカフェで作業をしている」というイメージですが、フリーランスプログラマーの場合はそうではない人も多いです。

フリーランスになる方の多くは在宅型を望んでいて、本記事を読んでいる方も在宅で働きたいと思っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、残念ながら常駐型で働いている人の割合は多いです。なぜなら、多くの会社が常駐型を望むからです。その方がコミュニケーションもしやすく、トラブルがあった場合に早急な対処が可能などの理由があります。

また、システム開発案件は年々大規模になっています。大規模な案件は組織やチームで開発体制を組む必要があるため、常駐型の方が円滑に仕事を行える訳です。

在宅型で働いているフリーランスプログラマーの方もたくさんいますが、在宅で働くためには個人の信頼性を高めることが重要です。

SNS社会の現代では「Twitter・Instagram」を通して信頼性を高め、仕事を受注している方がたくさんいます。

編集長
私も「受注・発注」両方の経験があります。

フリーランスプログラマーは自分で仕事を取ってくる必要がある

プログラマーにかぎらず、フリーランスは自分で仕事を得る必要があります。仕事を取ってこれないフリーランスは、どんなにスキルがあっても収入を得られません。

そのため、フリーランスプログラマーは営業力も必要になってきます。自分のスキルを「いかにアピールするのか?」戦略を練ることが必要です。

プログラマーは営業をやったことがない人も多いので、人前で喋ることに苦手意識を持っている方もいるかもしれません。

しかし、営業に関しては「代行」することが可能です。この代行会社のことを「エージェント」と言います。このサービスを利用することで、営業力がない人でも仕事を得ることができるのです。
※エージェントの活用方法は後述します

フリーランスプログラマーのメリット

フリーランスプログラマーになる人は年々増えています。特に20代のフリーランスが急増中です。「終身雇用の崩壊」「労働環境の悪化」などの影響もあり、「自分の力で稼ぎたい」という若者が多くなりました。

フリーランスは、大きく分けて以下3つのメリットがあります。

メリット
  1. 自分の頑張り次第で年収がアップする
  2. 働く場所や時間に縛られない(例外もあり)
  3. やりたい仕事を自分で選択できる

これらのメリットがあるため、フリーランスを目指す人が増えてきました。このメリットについて1つずつ解説していきます。

自分の頑張り次第で年収がアップする

外国と比べ、日本のプログラマーの給料が低いのをご存知でしょうか。日本人のプログラマーは一定レベルのスキルを持っていることが多いのですが、給料は外国の半分ぐらいなんです。

また、会社員は懸命に働いても給料がアップしないことが多いです。プロジェクトリーダーやマネージャーに出世すれば給料は上がりますが、プログラマーのままではどうしても給料を上げにくいというのが現状。

独立してフリーランスになれば、努力次第で年収を上げやすくなります。フリーランスは複数の会社と契約できるので、契約数を増やせば収入を上げていくことが可能です。中には会社員の倍近く稼ぐ人も。

流行りのスキルが必要な案件は報酬額も高めです。フリーランスであれば、こういった案件にもすぐ飛びつくことができます。

働く場所や時間に縛られない(例外もあり)

在宅型のプログラマーになれば、どこで仕事をしていても文句は言われません。自宅で働く場合は電気代が自己負担となりますが、電気代の一部は経費にすることが可能です。

フリーランスプラグラマーになる方法

ファミレスで働く場合は、情報漏洩に注意してください。契約している会社の情報が外部に漏れた場合、損害賠償を請求されることもあります。

やりたい仕事を自分で選択できる

会社員は自分で仕事を選べる機会が少ないですが、フリーランスは自分で仕事を選択できます。「自分のスキル」「やりたいこと」に合わせて仕事を選べるのはとても魅力的です。

また、フリーランスになればプログラマーだからと言ってプログラミングの仕事に拘る必要もなくなります。合わないと思ったらすぐに止められるの選択肢の1つです。

ライティングがやりたくなったらライター業務も行えばよいし、Webデザインをやりたくなったらそれらの案件を取ればよいのです。

未経験からプログラマーのフリーランスで働くのは難しい

フリーランスのメリットを解説してきましたが、気になるのは「自分でもなれるのか?」「今のスキルでフリーになっても通用するのか?ということではないでしょうか。

結論から言うと、プログラマーとして会社勤め未経験では、最初からフリーランスになるのは厳しいです。なぜなら、応募できる案件は「経験者限定」となっているものがほとんどだからです。

ここでいう経験者とは、職業プログラマーとしての経験を指します。どんなに趣味で凄いプログラムを作成していても、経験者とは見られないのです。
ただ、わずかですが未経験からフリーランスプログラマーになった人もいます。

プログラマーの数自体は不足しているため、ポートフォリオを作成し、未経験でも十分な技術を持っていると見られれば「経験者限定」の案件に採用される可能性があります。

未経験の場合はクラウドソーシングがオススメ!

クラウドソーシングには、未経験でもギリギリ獲得可能な案件が存在します。報酬額は低くなりますが実績を積んでいくのはオススメです。

いずれにしても、「未経験」でフリーランスをはじめるのは茨の道であることに変わりません。もちろん未経験から独立している方もいますが、それでうまくいってるのはレアケースと言えるでしょう。

フリーランスプログラマーへなるために必要なスキル

フリーランスでやっていくには、「ハイレベルなプログラミングスキル」「売りにできる専門性」を身につけることが必要になってきます。自分でアプリやサイトを開発できるようになり、外部に見せられる制作物を作っておくとアピールしやすいです。

プログラミングスキル以外には、クライアントとスムーズに連絡を取り合うための「コミュニケーション能力」「仕事を獲得するための営業力」が必要です。

フリーランスプログラマーの年収をアップさせる方法

フリーランスは複数の会社と契約することで年収をアップできますが、それだけ作業量が増えていってしまいます。せっかく会社員を辞めたのに、自由がなくなるのは避けたいところですよね。

作業量を増やさずに年収アップさせるには、自分の市場価値を高める必要があります。自分に何が求められているのかを分析し、そのスキルを磨いていくことが重要です。

年収が高い業界の代表例としては、人工知能分野が挙げられます。機械学習やディープラーニングといった分野は私たちの生活を大きく変えると言われており、注目を集めています。

ただ、この分野のエンジニアは人手不足であり、それだけ単価がアップしている傾向です。

フリーランスプスになりたいけど営業力に自信がなログラマーは何歳まで働ける?

フリーランスは定年退職がないため何歳でも働くことができます。
しかし、プログラマーは50歳以降になると厳しくなってくるという現実があります。この仕事は新しいことを学び続ける必要があるため、年を取ると若手に勝てなくなるからです。

フリーランスとして働き続けるためには、クライアントの信頼を獲得し続けることが重要です。これまで積み上げた経験や信頼で勝負できると、年齢というハンデに勝つことができます。

フリーランスのエージェントとは?

「フリーランスになりたいけど営業力に自信がない・・・」
そんな人のためにあるのがフリーランスエージェントです。

エージェントを活用することで、営業力に自信がない人でもフリーランスとして活躍できる可能性が高くなります。それでは、このサービスについて「メリット・デメリット」を含めて解説していきます。

フリーランスエージェントとは営業を代行してくれるサービス

フリーランスエージェントとは、営業を代行してくれるサービスのことです。エージェントに登録すると一人一人に担当者が付き、あなたの「仕事探し」「営業のアシスト」をしてくれるのです。

メインのサポートは2つ
  • あなたのスキルに合ったお仕事を紹介してくれます
  • 担当者が会社と連絡を取ってくれて、面談の予約まで行ってくれます

具体的には上の2つをサポートしてもらえるので、自分で仕事を探す必要もなく、「営業も代行してくれる」とても有り難いサービスです。

フリーランスエージェントは様々な種類が存在し、会社によってそれぞれサービス内容が変わります。優良なエージェント会社を選択することで、フリーランスとして飛躍することもできるでしょう。

フリーランスエージェントは手数料が取られる

もちろんこれだけのサービスを無料で受けられる訳ではありません。エージェントを利用すれば「手数料」が取られます。

エージェントを活用することで「手数料」が発生しますが、より確実に仕事を得られるので安定性が増すのは間違いありません。取られる手数料は企業によって変わります。

フリーランスエージェントの利用方法

まずはエージェントに登録することから始めます。登録は各エージェントサイトから行うことが可能です。登録の際には自分のスキルやこれまでの経歴を記入し、その後は以下のようになります。

登録から仕事開始までの流れ
  1. 登録後は書類審査を経て担当者と初回面談(面談では希望報酬、希望日数などを聞かれます)
  2. 担当者から案件を紹介されます。好きな仕事を選択すると担当者が企業と連絡を取ってくれます
  3. 企業と面談。条件交渉などをしてお互いに契約内容に不満がないことを確認。条件が決まれば契約をして、指定日から働くことに。

以上がエージェントを利用したときの流れです。エージェントを活用しても企業との面談は必要ですが、面談のコツなどはエージェントから伝授されるので、万全の状態で挑むことができます。

プログラマーがエージェントを使うことのメリット

エージェントを使うメリットは、大きく分けて以下の5つです。

メリット
  1. 営業の手間が省ける
  2. より多くの案件を視野に入れることができる
  3. エージェントによっては福利厚生が受けられる
  4. 担当者のサポートを受けられる
  5. エンド直請け案件を紹介して貰える

営業の手間が省ける

自分のスキルに合った企業を紹介してくれて、その企業と連絡を取り合ってくれるのは大きなメリットです。

よほど営業力に優れたプログラマーでないかぎり、エージェントを経由した方が案件獲得の確率は上がります。手数料は取られるものの、営業の必要がなくなれば自分の業務に集中することができます。

より多くの案件を視野に入れることができる

フリーランスは自分に合った案件を探すのも大変です。エージェントに登録すると、担当者が自分に合った企業を紹介してくれます。

多数の案件を紹介してくれるエージェントもあるので、今まで知らなかった「企業・分野」を視野に入れることもできます。「どんな業界が今伸びているのか」など、さまざまな情報を得ることも可能です。

その業界で必要な知識はエージェントから教えてもらえるので、情報収集という意味でもオススメです。

エージェントによっては福利厚生が受けられる

「フリーランスなのに福利厚生?」と思うかもしれませんが、エージェントによっては福利厚生を受けられる会社も存在するのです。

「健康診断を格安で受けられる」「優待券が貰える」など、会社員並の待遇があるエージェントもいます。フリーランスになると健康診断に行く機会がないので、こういうサービスがあると嬉しいです。

エージェントに登録するときは、どんな福利厚生があるかも調べてみてください。

担当者のサポートが受けられる

エージェントの担当者がやってくれることは、「案件探し」「営業代行」だけではありません。カウンセリングや業務相談など、様々なサポートを受けられます。

企業と契約が成功してからも、状況確認などの継続的なフォローをしてくれます。フリーランスは基本的に一人の戦いですが、担当者という心強い味方がいると安心です。

エンド直請け案件を紹介して貰える

エージェント経由なら、エンド直請けで案件を受注できる確率か高まります。エンド直請けとは、「間に他の会社を挟むことなく、仕事を発注する企業と直接取引をすること」です。

エンド直請けならマージンを低く抑えられるため、高単価になりやすい傾向があります。IT企業はピラミッド構造などと呼ばれ、「元請けが仕事を下請けに丸投げし、その下請けも更に別に下請けに丸投げする」と言ったことが起こります。

フリーランスもピラミッド構造の被害にあう可能性があるので、なるべくエンド直請けの仕事を選ぶことが重要です。

プログラマーがエージェントを使うことのデメリット

エージェントを使うデメリットは、大きく分けて以下の4つです。

デメリット
  1. 手数料が取られる
  2. 営業力が身につかない
  3. 常駐案件が多く、在宅案件は少なめ
  4. 交渉が自由に行えなくなる

手数料が取られる

エージェントを利用すると手数料(中間マージン)か取られてしまいます。エージェント側も「利益を取る必要」「以下のようなコスト」があるため、手数料を取っています。

エージェント会社のコスト
  • 案件を獲得する営業コスト
  • 担当者の人件コスト
  • トラブル対応
  • 福利厚生

手数料は各エージェントごとに設定されています。案件の手数料は「どの案件でも変わらないパターン」「契約金にしたがって手数料が増えていくパターン」とあります。

営業力が身につかない

エージェント頼りになってしまうと「営業力が身につかない」というのはあります。「自分で仕事を探したい!」というとき、対応に困ってしまうことにもなるでしょう。

「営業力・コミュニケーション能力」は案件獲得時だけでなく、普段の業務を進める上でも重要なスキルです。エージェントを活用する場合でも、コミュニケーション能力はできるだけ高めておきましょう。

常駐案件が多く、在宅案件は少なめ

担当者に相談すれば「在宅案件の仕事」を紹介してくれる可能性はありますが、案件数は少なめです。

エージェントの登録は、基本的に複数登録することをオススメします。1つのエージェントから紹介される案件が少なくても、複数登録しておけば色々な案件から選べるからです。

エージェント(担当者)との相性もあるので、1つのエージェントに依存せず、色々なところに登録してみてはいかがでしょうか。

交渉が自由に行えなくなる

エージェントに登録すると、担当者から紹介された会社から選択するため、交渉が自由にできなくなります。紹介された案件が希望から外れていることもあるかもしれません。

対策としては、なるべくエージェントと面談を重ね、紹介される案件の精度を高めていきましょう。担当者には遠慮せず、堂々と本音を話すことが重要です。

「なんでも自分で決めていきたい!」という方もいるかもしれませんが、こういった方はエージェントの利用が向いていないと言えるでしょう。

フリーランスプログラマーの仕事とエージェント選び

フリーランスは、「いかに仕事を獲得するか」ということが重要になってきます。

私もかつて様々な転職エージェントに登録しました。複数のエージェントに登録することで選択肢が増え、考え方の幅も広がります。登録だけなら無料なので、気になったら登録してみてください。

エージェントにはデメリットもありますが、フリーランス初心者にはオススメできる点が多いです。自分と相性のよいエージェントを探してみてください。