
幅広い世代から指示され、累計6,400部を売り上げるほどの人気作品。
実写化には心配の声もありました。
不安を残しつつ2019年に公開され、原作ファンからも高い評価を得て、興行収入は「57億円」を達成。
2019年に公開された実写邦画のなかで、No1ヒットを誇る作品になりました。この記事では、映画『キングダム』の紹介と解説(以下)をしていきます。
- 概要と見どころ
(今すぐ読むならこちら) - ネタバレありのあらすじ
(今すぐ読むならこちら) - 感想や評価※ネタバレ含む
(今すぐ読むならこちら) - キャストや主題歌の紹介
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「あらすじだけ知りたい!」という方は、作品概要と見どころだけを、「ネタバレありで読みたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
本記事の詳細は、目次(以下)の「開く」を押すとご確認いただけます。
映画『キングダム』の作品概要・キャスト・スタッフ
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。
戦災孤児の少年の信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏)によって召し上げられ王宮へ。
信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。王宮では王の弟・成蟜(本郷奏多)によるクーデターが勃発。
戦いの最中、漂は致命傷を負うが、何とか信のいる納屋にたどり着く。
(引用:原泰久/集英社 2019映画『キングダム』製作委員会)
映画『キングダム』は、漫画の1~5巻「王座を奪還編」を取り上げて作成しています。
主人公の信と嬴政の出会いや友情が築かれていく様子、王座を奪還する激しいアクションなど、目が離せない展開ばかり!
キングダムはストーリーも素晴らしいのですが、そのストーリーを素晴らしくしているのは、出演しているキャストたちです。
ぜひキャストたちの演技に注目してみてください。
公開日 | 2019年4月19日 |
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上映時間 | 2時間14分 |
興行収入 | 57.3億円 |
監督・脚本 | 佐藤信介 黒岩勉 原泰久 |
主題歌 | ONE OK ROCK |
音楽 | やまだ豊 |
キャスト | 山崎賢人 吉沢亮 橋本環奈 高嶋政宏 長澤まさみ 大沢たかお 本郷奏多 (キャストの詳細はこちら) |
予告動画 (YouTube) | 『キングダム』予告編 |
公式サイト | 『キングダム』公式 |
映画『キングダム』の見どころ ※ネタバレなし
CGの技術は安っぽさがなく、日本映画としては破格の出来栄えです。原作を知る人でも違和感なく楽しめる再現力には感心させられます。
ビジュアル面が素晴らしく、演技力と相まってキングダムの世界観を崩していません。政と漂という二つのキャラを1人で演じ分ける吉沢亮さん、小憎らしい成蟜役の本郷奏多さんなど、キングダムのキャラクターをどう表現していくのか注目してください。
左慈を演じる坂口拓さんは、海外でも名の知れた名アクション俳優です。自身でアクション映画を制作したり、YouTubeでもアクションを披露するなど、多くの場所で活躍されています。人並み外れた技術を持ってして、敵として立ちはだかる坂口拓さんの動きは見逃せません。
映画『キングダム』のあらすじとネタバレを解説!
この作品は、奴隷である2人の少年信と漂が「天下の大将軍」を目指す物語です。
「天下の大将軍」を目指して日々稽古をしていた信と漂の前に、秦国の臣下である「昌文君(しょうぶんくん)」が現れたところから、2人の運命は動き出します。
ここからは、映画『キングダム』のあらすじとネタバレを紹介していきます。ネタバレNGという方は、ここから先を見ないようにしてください。
漂が大王の身代わりになり、死亡
紀元前245年の春秋時代。
戦争孤児である信は、大将軍になる夢を叶えるべく同じく戦争孤児である漂とともに、剣術の修行を励んでいました。
そんなある日、2人の前に秦国の臣下である昌文君が現れ、漂を身受けしたいと言います。
漂は昌文君と共に王都へ行き、残された信は奴隷として働きながら一人で稽古を続けていました。漂に追いつくべく、今までにも増して修行に励む信。
月日が流れたある日の晩。漂が瀕死の状態で信の小屋に訪ねてきます。
血まみれの漂は意識が朦朧としているなか、「秦王の弟が反乱を起こしたこと、地図の場所に向かってほしいこと」を信に伝えました。
そして「お前が羽ばたけば、俺もそこにいる。俺を、天下に連れて行ってくれ。」と言い残し、息絶えてしまいます。
信は、漂の遺言通りに地図の場所に向かいました。
嬴政との出会い、昌文君と合流するために山中へ

信がたどり着いた地図の場所には小屋があり、中に入ると漂と瓜二つの少年が座っていました。
先ほど看取ったはずの漂を目の前にして混乱する信でしたが、その混乱が解ける間もないまま、刺客の朱凶が襲ってきます。
朱凶が言い放った「嬴政、命をもらう」の一言で、信は漂が嬴政の身代わりで殺されたことを悟りました。
嬴政と昌文君に対しての怒りが込み上げますが、まずは漂を殺した朱凶を倒すと宣言し、斬り伏せます。
信は激怒したものの、漂が命をかけてまで嬴政を守った意思を引き継ごうと決意。
嬴政とともに王座を奪い返すべく立ち上がります。
次の動きを考えているところに、全身にミノのようなものをまとった「河了貂」と名乗る子が現れました。
「抜け道を知っている」と言うので、報酬を条件に案内してもらうことに。
王都では嬴政の弟、成蟜が君臨していた
一方、王都では嬴政の弟で反乱を起こした成蟜が、「嬴政の首はまだか?」と苛立っていました。
そこに、引退したと思われていた大将軍の王騎があらわれ、原形をとどめていない昌文君の首を見せて、その場をおさめます。
2人目の刺客を倒し、昌文君と合流
「信・嬴政・貂」の3人は洞窟を抜け、昌文君との合流場所を目指していました。
ところが山道を歩いていると、2人目の刺客「ムタ」に襲われます。毒矢を使うムタとの戦いに苦戦する信でしたが、嬴政に檄を飛ばされて見事勝利。
戦いの最中に毒矢をくらっていた信は、勝利と共に倒れてしまい、気がつくとキレイに手入れされた建物の中にいました。
その建物は400年前に秦国が山の民と交流するために建てられ、交流が途絶えた今もなお、山の民によってキレイに手入れされていたのです。
そこで嬴政は、信に自分の身の上話を語ります。13歳で王として即位したが、実権は右丞相の呂不韋が握っていること。呂不韋の留守をいいことに、成蟜が反乱を起こしたこと。
呂不韋は成蟜が嬴政を殺し、王として君臨した後に成蟜を反乱者として討ち、自分が王座につく算段であること。
そして、漂との出会い。これらのことを信に話しました。
そのあと昌文君率いる家来たちと合流し、作戦を練ります。
成蟜の軍に立ち向かえるのは、山の民しかいないという結論に至り、交渉をするために山の民の元へ向かいました。
山の民との同盟
向かう途中で、山の民の軍勢に囲まれてしまいます。
400年前、秦国が山の民を虐殺したことから、山の民は秦国に対して好意的ではありません。
貂の通訳で山の民たちの住み処に案内され、嬴政は山の民たちにあらためて謝罪しました。
そして「力を貸してほしい」と頼みますが、受け入れてもらえません。長老たちから、「首をはねろ」とまで言われてしまいます。
それでも諦めず、信と嬴政は山の民に頼み続け、信は「一番無念なのは夢を果たせないことだ」と訴えました
その言葉に動かされた、山の王である「楊端和」。秦国と再び同盟を結ぶことを宣言します。
山の民を率い、王座を奪還しに王都へ
嬴政たちは山の民に扮し、楊端和と山の民(軍勢3000)と共に、同盟の提案を口実に王都へ潜入します。
嬴政・楊端和の軍勢は、囮になるために表から入城。信と貂、山の民バジオウ率いる軍勢は王宮に侵入し、成蟜を討つために地下道へ。
二手に分かれての作戦が開始します。
そして、囮として表から入場した嬴政の開戦の合図とともに、王座奪還の戦いが始まりました。
信たちが地下道を進んでいると処刑人のランカイが現れ、激しい交戦が始まります。はじめは苦戦していた信たちでしたが、山の民たちやバジオウの活躍あって無事勝利します。
成蟜の玉座に辿り着いた信たちの目の前に、用心棒の左慈が現れました。
圧倒的な実力差を前に信は倒れそうになりましたが、漂との約束を思い出し、やっとの思いで左慈を倒します。
『キングダム』ラストシーン・エンディングは王座奪還と王騎の登場
用心棒を失い、信たちに追い詰められた成蟜は外に逃げ出してしまいました。
外では、嬴政たちが苦戦を強いられていましたが、成蟜の登場で場面は一転します。成蟜は「こいつらを殺せ」と軍に命令しますが、誰一人として従いません。
嬴政は成蟜の顔面がボコボコになるまで殴り、「殺す価値もない」と言い放ちました。
そんな成蟜を見て肆氏は身の危険を感じ、嬴政たちを取り囲みますが、そこに王騎が現れます。
王騎は嬴政に、「あなた様は、いったいどのような王を目指しているですか」と問いかけました。
その問いに対して嬴政は「中華で唯一の王になる」と宣言します。
嬴政のまっすぐな瞳を見た王騎は、満足そうな顔で帰っていきます。
そして信の「俺たちの勝ちだ」という声と共に、王座奪還の戦いが終結しました。
このような大きな争いがあったにもかかわらず、秦国の民への被害はありませんでした。
それは、王騎が昌文君の領地を自分の領地にすることで、民と昌文君の家族を守っていたからです。
あらためて王騎の偉大さがわかったところで、物語は幕を閉じました。
映画『キングダム』の感想
本作は映像化に成功した珍しい例だと感じました。
過去の日本の実写化映画では、予算不足を感じるような作り物感があります。
キングダムといえば、スケールの大きい作品です。実写版の『るろうに剣心』でもアクションの出来栄えに驚きましたが、それ以来のインパクトでした。
実写版の映画『キングダム』は、日本映画の実写化技術における進歩を感じる作品で、映像美を楽しめるのではないかと思います。
原作にも忠実に描かれているので、「アレンジが受け付けられない」という原作ファンも安心して見ていられるでしょう。
映画『キングダム』の評価・評判
実写化作品は、2時間という限られた枠で“原作の世界観”を表現しきれなかったりすることがあります。
結果として、映画を観た人からは評価が得にくい傾向です。
では、映画『キングダム』の評判はどうだったのでしょうか。実際の評価をご覧ください。多数の口コミで好評だったのがわかります。
- ワンオクとキングダムの組み合わせが最高!劇中の音楽は、ワンオク好きな人にもそうじゃない人にも聞いてほしい!それくらいよかったです!キングダム続編あるらしいって噂があるけど、本当にあるなら楽しみすぎる。
- エンディング曲がめちゃめちゃかっこよい!音楽流れた瞬間鳥肌たった。信もカッコいいけど嬴政もカッコよすぎる。キングダムの映画マジおもろかったよ。おすすめ。
- 嬴政様の美しい姿は何回見ても飽きない!映画の影響で”ワンオク”聴きまくっています!漫画を見ていないので読みたくなりました。実写映画化は反対派なんだけど、キングダムに関しては最高の映画だった。
- 実写化映画にしてはかな~~り面白かった。映画のDVDも買っちゃった。
- 実写版、キャラクターの再現度ヤバイ。キャスティング凄すぎる!
- 参考:Twitter
実際に見た感想と評判「原作を知らなくても楽しめる!」
本映画は、漫画を実写化した映画によくある「若手俳優ばかりを使用したもの」ではありません。
「大沢たかお」「要潤」などの実力派俳優を起用したり、本作にかけるプロデューサーの熱意を感じることができるキャスティングになっています。
そうそうたる役者の中で印象に残ったのが、ラスボスである左慈役の坂口拓。

悪役を演じることが多く、出演しているアクション界では有名な俳優さんです。
長年アクション映画で培ったキレのある動きは、左慈の類い稀なる強さを遺憾無く表現していました。
原作のラスボスはランカイ(阿見201)でしたが、映画では左慈となっていました。
ただ、ラスボスとのやりとりを考慮したとき、ここでの展開は納得がいきます。なんせランカイは話すことができません。
映画『キングダム』は原作の王都奪還編!

映画『キングダム』では、原作の“王都奪還”まで描かれています。(漫画1~5巻)
原作の作者「原泰久」は映画化の話を持ちかけられた時、16巻の「王騎と龐蕿の戦い」まで描くと思っていたようです。
ただ、プロデューサーの「5巻までで十分面白い!」との決断で脚本を作ることになりました。
たしかに5巻で一区切りするので、2時間という限られた時間で編集するには“王都奪還編”がよいかもしれませんね。
キングダムの世界観を壊すことなく、約2年に渡って会議を重ねたという映画『キングダム』。
この映画のために新たに作られたシーンもあり、原作を超えたとの声も上がっています。
映画キングダムの気になるキャスト

週刊ヤングジャンプで10年以上に渡って絶大な人気を誇る『キングダム』。
クオリティを求めるため、実際に中国で撮影したという迫力ある映像は圧巻です。
原作を読んだ人なら誰しもが気になるキャスト。
特に実写化映画は気になりますよね。今回の映画『キングダム』には、現在の日本映画界を代表する役者が勢ぞろいしています。
「山崎賢人・吉沢亮・橋本環奈・大沢たかお・長澤まさみ」など、日本映画界で活躍する人気俳優が一堂に名を連ねています。
『キングダム』の主人公である信は、戦争孤児となり下人として育つが「天下の大将軍になる」という大きな夢を持つ少年。
演じるのはCMや映画に数多く出演している人気俳優「山崎賢人」。
『キングダム』の10周年記念に制作された動画でも信役を演じており、今回の映画『キングダム』でも続投となりました。
この役を演じるために3ヶ月間厳しいトレーニングを重ね、身体を絞りながら筋肉量を増やしたという身体で繰り出すアクションシーンは圧巻。
原作者である原泰久さんも「ハマリ役」と絶賛しています。
映画をご覧いただくと、それだけのトレーニングをしていたというのがよくわかります。
そして、「原作を読み込んでいる」というのが伝わってくるようなアクションシーンでした。
嬴政・漂(吉沢亮)

戦国の世、春秋時代において“中華の統一”を目標に掲げる秦国の王。義弟である成蟜のクーデターにより王都を追い出され、信とともに王座奪還に躍進します。
この役を演じるのは吉沢亮。
原作で描かれている嬴政と漂をそのまま生き写しにしたような役者です。
映画キングダムでは「嬴政・漂」の2人を演じ分け、特に嬴政の持つ気品や気高さを見事に演じきっています。
SNSでも「嬴政の時の顔が最高」「嬴政=吉沢亮に出会えてよかった」と絶賛する声が後をたちません。
河了貂(橋本環奈)

蓑を着た不思議な少女「河了貂」。山民族の末裔で、お金のために「信・嬴政」と一緒に行動しています。
河了貂を演じるのは橋本環奈。男か女かわからない役どころですが、劇中ではコミカルに、そして河了貂のどこか繊細な心理状況を見事に演じきっています。
男の子らしさを出すために「口調や歩き方に意識した」という彼女の熱のこもった演技に注目です。
見た目だけで言えば、橋本環奈さんか吉沢亮さんの再現率が一番高いと感じました。
成蟜(本郷奏多)

今作品の重要人物。嬴政の義理の弟である成蟜は、兄である嬴政を王座から引き摺り下ろすためにクーデターを起こします。
王族の母を持つことに対してプライドを持ち、平民である母を持つ嬴政に対して強い嫌悪感を抱いています。
この役を演じるのは本郷奏多。
キャストが発表された当時、SNSでは本郷奏多と成蟜は、見た目も性格もそっくりだと話題になりました。
できるだけ原作通りに演じたという迫真の演技に、「ハマっていた」という絶賛の声が上がっています。
王騎(大沢たかお)

秦国六大将軍の最後の一人。王騎は戦場にのみ興味を示し、あらゆる戦場にどこからともなく現れることから「秦の怪鳥」という異名を持つ人物です。原作ファンの中でも人気が高いキャラクター。
王騎を演じるのは、役のために17キロの増量をしたという大沢たかおさん。
「プロレスラーのような身体に仕上げて欲しい」という監督の要望に応えるため、過酷な肉体改造でその要求に答えたという肉体は見事に王騎そのもの。
彼がいるだけで「周りの役者を緊張させてしまった」という迫力ある演技に、SNSでは「王騎にしか見えない」などの声が上がっています。
一番難しかったという「王騎の独特な言い回しや口調」も違和感なく演じきっています。
原作の王騎ファンとしては、彼の「ンフフフ」という口癖をどのように演じるか楽しみにしていました。
キャスト発表時には衝撃が走った大沢たかおさんの起用でしたが、映画を見た方の評判は上々。迫力ある演技に魅了される人が続出しています。
昌文君(高嶋政宏)

嬴政に忠誠を示す側近。信とともに剣術の修行をする漂を見つけ出し、影武者として働かせた人物です。
昌文君を演じるのは高嶋政宏。
原作で描かれ昌文君の鋭い目つきや思慮深い話し方を見事に表現しています。
ユーモラスなイメージの強い高嶋政宏さんですが、劇中ではシリアスに演じきっています。
昌文君の甲冑は30キロもあるそうです。これを着てアクションシーンをするためにも、厳しいトレーニングを行っていたとのこと。
原作を何度も読んでいる筆者としては、高嶋政宏さんも本役を見事に演じきった一人と感じています。
楊端和(長澤まさみ)

山の民の王。山の民随一の武力により、分裂していた山の民を統合した女性。
その類い稀なる強さから“山界の死王”との異名を持ちます。
圧倒的な美しさの持ち主である楊端和を演じるのは長澤まさみ。
この役を演じるにあたり、寝る前に素振りなどのトレーニングを重ねたというアクションシーンは、「かっこいい!」と話題になっていました。
SNSでは「長澤まさみが楊端和すぎる」「登場シーンがカッコいい」という声があり、中でも多かった感想は「原作同様に美しすぎる」というもの。
このように観た人しかわからない魅力が、原作未読の人でも楽しめるポイントとなっています。
映画『キングダム』の主題歌・劇中歌にもこだわりが!
映画『キングダム』の主題歌は、ON OF ROCKの「Wasted Nights」。
劇中歌やBGMに使われている楽曲は、音楽の本場ウィーンで録音されたものです。
壮大なスケールの今作品。
それを盛り上げている楽曲について解説していきます。
ON OF ROCK「Wasted Nights」
映画『キングダム』の主題歌は、「ON OF ROCKのWasted Nights」。
ON OF ROCKは海外での活動に重きを置いており、世界的に人気を誇る実力派バンドです。
キングダム構想の段階で、プロデューサーである松橋真三がワンオクに声をかけたことで実現したコラボ。
Takaが実際に映画『キングダム』を見た興奮が再現された楽曲です。
キングダムのためだけに書き上げられたこちらの曲は、Taka(ワンオク)も「これはいい!」と納得の出来だったとのこと。
映画『キングダム』の壮大さを損なわないように書いたという楽曲は、本作になくてはならない音楽です。
「キングダム(原作)」と「ワンオク」両方のファンである筆者は、スクリーンからこの曲が流れたときに感動で震えました。
あの壮大なスケールにぴったりな曲です。
BGMはウィーンのオーケストラによる演奏!
本作は、実際にハリウッドの映画でも使われている音楽を使用しています。
迫力あるシーン(中国の広大な象山平原で撮影された)に引けを取らないBGMです。
ソニー・ピクチャーズエンターテイメントやコロンビア・ピクチャーズの力を借りて作られていることもあり、世界規模の演出が随所に見られます。
映画『キングダム』のプロデューサー・監督
実写映画化は不可能と言われたこともあり、長らく映画化の話がなかった『キングダム』。
そこに立ち上がったのがプロデューサーの松橋真三氏です。
日本映画の制作費としては異例の規模と言われている今回の作品。
作品の舞台である中国でも撮影が行われ、エキストラは1万人以上。
脚本には原作者である原泰久も加わったという熱の入れようです。
監督は「図書館戦争」「BLEACH」「GANTZ」などの人気作品を手がけ、ファンタジア国際映画祭で「Outstanding Achievement Award 2018」を受賞した佐藤信介氏。
漫画の実写化を数多く経験してきた実力派です。
映画『キングダム』の聖地

物語の舞台である中国。撮影された広大な戦のシーンはCG!?と疑ってしまうほどの迫力でした。
インスタやツイッターなどでは「迫力があって最高!」「何度見ても感動」などと絶賛の声が上がっています。
細かい演出や映画の迫力に魅了され、繰り返し見ている方が続出していました。
原作を読み込んだ役者さんの演技は原作そのもの!原作ファンも納得の映画です。
映画『キングダム』の続編決定!?

興行収入が50億円を突破した勢いに乗り、待望の続編は制作されるでしょうか?
実は確定情報ではないにしろ、続編決定という記事が日刊大衆に出ています。
(4作目まで続編決定ということ)
(参考:日刊大衆「山崎賢人『キングダム』続編決定!!」)
続編が4作まで決定は本当か!?
本作のファンなら誰しもが気になるであろう続編の行方。
次回作については監督やキャスト陣から好意的な発言があり、2作目が制作されるのはほぼ間違いないでしょう。
舞台挨拶では、監督が「続編のサブタイトルを蛇甘平原の戦いにしたい」と語っています。
莫大なお金を費やして制作したため、大ヒットしない限り続編はないとのことでした。
しかし、上映から2週間で興行収入35億の大ヒットとなり、最終的には57億となりました!
舞台化はされる?
今のところ舞台化の予定はないようです。あるとしても、次回作の公開後ではないでしょうか。
迫力ある戦のシーンなどは見所が多そうです。『キングダム』が舞台化になることも期待します。
実写版の映画『キングダム』で、本作の世界観をお楽しみください!
話題作ということもあり、軽い気持ちで見た『キングダム』でしたが、見終わった後はキングダムに魅了され、帰り道はキングダムのアニメを見ながら帰りました。
原作を何回も読んでいる筆者からしても、設定をわかりやすく解説してくれています。
映画を見る前は懐疑的な部分もありましたが、役者たちの演技がそれを凌駕してくれる作品となっていました。
映画『キングダム』の迫力ある映像をぜひ体感して見てください!