骨折が完治し、次の任務に向かう炭治郎たち。
怯える善逸を置きざりにして、炭治郎と伊之助は那田蜘蛛山に乗り込みます。
那田蜘蛛山には、隊士達を人形のように操る鬼がいました。鬼がどこから操っているのか、伊之助が突き止めます。
一方の善逸は、炭治郎が禰豆子を連れて行ったことに気がつき、夢中で後を追いかけました。
『鬼滅の刃/第16話』ネタバレありのあらすじ
| 第16話 | 自分ではない誰かを前へ |
|---|---|
| 放送日 | 2019年7月20日 |
| 放送時間 | 24分 |
| 登場人物 | 竈門炭治郎 我妻善逸 嘴平伊之助 チュン太郎 村田 累 母蜘蛛 兄蜘蛛 |
| 漫画原作 | 4巻（ジャンプコミックス） |
| 公式サイト | アニメ『鬼滅の刃』公式 |
| 動画視聴 | 『鬼滅の刃』第16話を動画視聴 |
[caption id="attachment_10201" align="aligncenter" width="640"] (C)吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable[/caption]2016年2月から約4年間[…]
那田蜘蛛山に巣食う、鬼たちとの戦い
「漆ノ型 空間識覚」を使い、鬼を発見した伊之助。
炭治郎に褒められて、伊之助はホワホワと心が温かくなります。
鬼の元へ向かおうとする炭治郎らを、邪魔する隊員たち。伊之助は苛立ち、隊員たちを斬り捨てようとします。
しかし炭治郎は、けっしてそれを許しません。生き残りの隊士、村田が叫びました。
「ここは俺に任せて先に行け！」
炭治郎と伊之助は、糸を操る鬼の元に急ぎます。
しかし、2人の前に女性の鬼殺隊員が立ちはだかりました。
「ダメ、こっちに来ないで！」
彼女は操られていながら、意識があるようです。
「誰か、階級が上の人を連れてきて！そうじゃないとみんな殺してしまう！」
彼女は涙を流しながら訴えました。
場面は変わって、善逸が息を切らしながら歩いています。
善逸は必死に禰豆子を探していますが、なかなか炭治郎たちと合流できません。
隊員たちを操る、累の母親
炭治郎から遠く離れた場所で、糸を操る鬼は笑っていました。
「あなたたちに倒せるかしら。私に近づけば近づくほど、お人形も強くなるのよ」
鬼は両手を伸ばし、人形たちを遠隔操作しているようです。
「母さん、勝てるよね？」
突如、音もなく現れた子供の鬼。母さんと呼ばれた鬼は、瞬時に怯えた表情を浮かべます。
「…累」
子供の鬼、累は「早くしないと父さんに言いつけるよ」とつぶやきます。
累の母親は取り乱しました。
「あなたを必ず守るから、父さんは止めて！」
累は、氷のように冷たい視線を母親に向けると、姿をくらましました。
累の母親は体を震わせ、必死になって人形を操りはじめます。
操られた女性隊員
累の母親は、一度にたくさんの隊員を操り、炭治郎らを殺そうとします。
隊員たちは、骨が内臓に突き刺さる激痛に耐えられず、殺してくれと懇願しました。
伊之助は二の返事で隊員たちにとどめを刺そうとしますが、炭治郎が止めます。
炭治郎の案により2人は、隊員たちを次々に木の上へ放り投げ、糸をからませて動けなくしました。
一息ついたのもつかの間、累の母親は怒り狂い、隊員たちの頸をひねって殺してしまいます。
あまりに非道な行いに、炭治郎は怒りの炎を燃やしました。累の母親は最後の手段として、大きな頸のない鬼を操りはじめます。
一方善逸は、チュン太郎とは再会したものの、炭治郎たちと合流できず、那田蜘蛛山を彷徨います。
首のない鬼の倒し方
鬼の弱点は、頸。
しかし、この鬼には頸がありません。あわてる伊之助に、炭治郎は肩から斜めに斬ってみようと提案します。
頸の無い鬼との戦闘中、ピンチに陥った伊之助を、炭治郎が救いました。
「これ以上俺をホワホワさせんじゃねえ！」
理解不能な感情に戸惑い、叫ぶ伊之助。
炭治郎と伊之助の連携により、頸の無い鬼は倒されました。
累の母親は一番大きい手駒を失い、小さな悲鳴を上げました。
伊之助が炭治郎を抱え、累の母親の元へ放り投げます。炭治郎は空中で敵を捕捉し、刀を構えて斬りかかりました。
炭治郎の放つ、干天の慈雨
炭治郎が飛び掛かってくるのを見て、累の母親は取り乱します。
「殺される…！」
死への恐怖とともに、累の母親にある考えが浮かびました。
「でも…死ねば解放される。楽になれる」
累の母親は、炭治郎に向かって頸を差し出しました。その様子を見て、炭治郎は型を変えます。
「水の呼吸、伍ノ型 干天の慈雨」
累の母親は、炭治郎により頸を落とされました。
しかし痛みはなく、優しい雨に打たれているような感覚に包まれます。
虐げられていた母親の鬼
累の母親は、累や「父さん」から日常的に暴力を振るわれていました。
炭治郎は慈しみの込められた瞳で、母親の鬼を見つめます。
死の狭間、累の母親は、人間の頃大好きだった人を思いだしました。
温かい記憶に包まれながら消えていく、累の母親。
「十二鬼月がいるわ。気をつけて…」
累の母親が残した最期の言葉に、炭治郎は戦慄します。
『鬼滅の刃』アニメ第16話の感想（ネタバレあり）
かなり残酷なシーンが多い回でした。瀕死の隊士達を操っていた、累の母親。
彼女の行為はあまりにも非道ですが、彼女自身も生き延びるため必死だったことがわかりました。
累の母親の遺言により、那田蜘蛛山には十二鬼月がいることが判明。
炭治郎らは生き延びることができるのでしょうか？
【裏設定】操られていた女性隊士の名前は？
今回、累の母親により操られていた女性隊士。彼女の名前は、「尾崎」というそうです。
鬼殺隊の中で、女性の隊士はとても少ないと言われています。
ほとんどの女性は鬼殺隊選別試験を突破することができず、命を落としてしまうからです。
選別試験を生き延びた尾崎は、優秀な剣士だったのでしょう。残念です。
炭治郎の放った干天の慈雨。一体どんな技？
今回はじめて登場した技「伍ノ型 干天の慈雨」。
これは、鬼が自ら頸を差し出した時のみ放つ、特別な技です。
干天の慈雨を受けた鬼は、優しい雨に打たれているような感覚の中、命を落とします。
ちなみに、水の呼吸以外の流派には、鬼の苦痛を和らげる技は存在しません。
かなり特殊な技と言えますね。
『鬼滅の刃/第16話』の要点まとめ
- 力を合わせ戦う炭治郎と伊之助
- 鬼からの刺客、首のない鬼を撃破！
- 干天の慈雨により、痛みなく母親鬼を葬る
隊員たちが操られている鬼を、力を合わせて撃破した炭治郎と伊之助。
しかし、那田蜘蛛山にはまだたくさんの鬼が潜んでいるようです。
累の母親の遺言により、那田蜘蛛山には十二鬼月が潜んでいると判明。
はたして炭治郎たちは、生きて帰ることができるのか？
はぐれてしまった善逸の運命は？
次回、17話の展開に期待です！